まるで人生だね

最近考えてること。サブカル。

最近聴いた音楽のコーナー 増刊号

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むかし日曜のお昼にやっていた「笑っていいとも! 増刊号」という、その週の笑っていいともをダイジェストで放送する番組が大好きでした。というお話。

 

ブログ更新しない間にだいぶ溜め込んでしまったので、ここらで大放出です。感想を綴っておくほどでもないなと思った曲は抜粋してダイジェスト版でお送り致します。まさに増刊号。あと単純に聴いたの思い出せてないやつめっちゃありそう。ちゃんとこまめに書き溜めておくべきだった。結局ほとんど思い出したやつから書いている有様。相変わらず主観マシマシ感想文ですが興味ある方は掘り進めてくだせえ。

 

 

 

 

・遠い春 / スカート (2018)

 

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まずは大好きなバンドの新譜から。

メジャーファーストシングルとしてはちょっとパンチが弱いような気もする。ファーストアルバムからのリカットでも良かったような。『視界良好』とか『さよなら!さよなら!』とか。しかし相変わらずかなり良質なポップスとして成立している上で、ドキッとするような瞬間もある4曲。スカートが今最強のバンドであることは変わりません。順調にタイアップも増えてきているし、どこかで大爆発して売れることを願ってます。

カップリングにこれまた『返信』が収録されているのは特筆した方がいいのかな。この曲、一体何回再録されてるんだろう。「澤部さんは返信を何度も再録して、15バージョンくらいの返信を収録したアルバムを出すつもりだ」みたいなツイートしてる人がいて、すげえ面白かったんだけどツイ消しされていた。悲しい。

 

 

・The Places-EP / The Songbards (2018)

 

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5曲入りEP。ソングバーズ、キてますね。引き出しの多さと懐の深さが凄まじい。影響受けてんなってバンドが非常に分かりやすい上で、なおかつ音楽に造詣がない人でも聴きやすい。オタクにもライト層にもウケる、コンテンツのお手本みたいなバンド。今回の作品でもその実力は遺憾無く発揮されている。個人的には以前の『Philadelphia』から続く『Time or Money?』の路線も好きだけど、『ローズ』『斜陽』の路線も大好きだし、『Inner Lights』のCメロの展開は天才だと思いました。12月の仙台公演見に行きて~~~~

 

 

・ソングライン / くるり (2018)

 

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12曲収録のニューアルバム。『その線は水平線』『ソングライン』『忘れないように』と、とんでもねえ名曲が続いてたんですよ。比較的キャッチー寄りの3曲が続いてたので、僕はエグ味の強いアルバム曲を期待してたんですよ。そしたらどうだ、めちゃめちゃ優しさに溢れた作品が来ましたね...

くるりってこんな感じだっけ?確かに優しさに溢れたバンドではあるんだけども、ここまで押し付けがましい感じではなかったと思うんだよなあ。変な曲もっとあったような気が... 俺好みではあるんですよ。『どれくらいの』のアウトロとか狂おしいほど好き。俺好みではあるんだけど、くるりに期待してたものではなかったという印象。まあ『その線は水平線』と『忘れないように』が入ってるからいいか。笑。

 

 

・DELICIOUS. / TWEEDEES (2018)

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待ってました、渋谷系の権化・沖井礼二氏の新譜!渋谷系を語る時はいつも自分の語彙力の低さに絶望するんだけども、今回もそんな感じ。言葉で言い尽くせない。表題曲『DELICIOUS.』の多幸感溢れるサウンドで幕を開け、メロウかつ壮大な『作戦前夜』で幕を閉じる全10曲。個人的に特筆したいのは『花束と磁力』かな。このナンバーのベースラインは是非自身の耳で聴いて欲しい。パンチラインがいくつあるのか分からない。何回でも聴ける。

憶測だけど、沖井氏は自分の肩に乗っかった「渋谷系」の看板からの脱却を図りたいのかなと少し思う。結構挑戦的な音を鳴らしているように聴こえるのだ。『少年の見た夢は』なんて、案外これまで無かったような楽曲だ。まあ『東京は夜の七時』のカバー入れてるし考えすぎかな。ここから更に飛躍していく沖井礼二氏に期待してます。

 

 

・泣きたくなるほど嬉しい日々に / クリープハイプ (2018)

 

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14曲入り、メジャー5枚目のアルバム。

最初タイトルが出た時は「丸くなりすぎてないかクリープハイプ」と思ったけど、安定の名盤でした。『イト』が好きすぎるんだよな。そこに『栞』なんて名曲も追い討ちを掛けてきたもんだから、なんだかんだ期待しか無かったんだけども。振り返ってみればクリープハイプっていつもこんな感じだったよな。

この気持ちもいつか 手軽に持ち運べる文庫になって

懐かしくなるから それまでは待って地面に水をやる

クリープハイプ『栞』

この、すごく優しいんだけどもちょっと気恥しさとか皮肉がたまに出てくる感じ。根本は変わらないんだけど自分が歌いたい事へのアプローチを沢山試みている、とても理想的なバンドの変遷だと思うな。

気付いたらクリープも5枚目ですよ。めざましテレビでコーナー持つようになったりしてすっかり大御所じみてきてるけども、それだけ歌詞とメロが綺麗なんだよな。あまりこういう事言いたくないけど、ロックバンドが好きでも未だに尾崎世界観の声が受け付けないって人、流石に損し始めてると思うよ。今までで一番聴きやすいアルバムだと思うから、これを機に是非。

 

 

アスター-EP / KANA-BOON (2018)

 

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逆にKANA-BOONはひとつのスタイルを洗練させていくタイプのバンドだなという印象。音像はどんどんプリミティブな物に昇華されてきているのは分かるんだけど、どうしても引き出しの限界が見えるんだよなぁ。リード曲『彷徨う日々とファンファーレ』、これを聴くなら『羽虫と自販機』聴いた方がエモーショナルじゃんとどうしても思ってしまう。てか『羽虫と自販機』のアンサーソングなのかな。そんな感じの歌詞よね。狙ってたらごめん、鮪。タイトルナンバーの『アスター』はめちゃくちゃ好きだったよ。

とにかくもっと実験的な曲を作ってくれてもいいんじゃないかな。それこそこういうミニアルバムで色々やってみて欲しい。B面集も最近出したらしいけど、しばらく聴かなくていいかな... 次に期待。

あ、ゴッチと一緒に『君という花』やってた動画は結構感動したぞ、鮪。

 

 

・はじめてのはじまり / 感覚ピエロ (2016)

 

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人に勧めるにあたって、聴く機会が出来たので。

まあ、趣味ではないよね... 笑。なんだか良曲と噂に聴いていた『O・P・P・A・I』、これが一番気に食わなかった。性的なものを直接性的なものとして歌うことの何が面白いんだ???それは歌詞じゃなくてただの言葉だからな???スピッツとかプププランドの『おっぱい』を100万回聴いてこいボケ。あいみょんの『おっぱい』でも可。クソつまんねえわ馬鹿。一番有名っぽい『拝啓、いつかの君へ』もメロと言葉が全然上手くハマってないように感じて気持ち良くなかったなあ。

あと『Japanese-Pop-Music』ってなんだよ。そんなバンドやっててJ-POP騙るな馬鹿。平たく歌詞を解釈すれば「流行り廃りで薄っぺらい俺たちJ-POPをバカにすんじゃねえぞ、とりあえず聴いてみろ」って内容なんだろうけど、まず根本から間違ってんだよ馬鹿。J-POPが薄っぺらいんじゃなくてお前らが薄っぺらいんじゃボケ。歌謡曲だってアイドルソングだってめちゃくちゃ面白いんだぞ。J-POPは偉大だからな???

あ、ディレイマシマシのギターは好きだったよ。クリープとかシャンペ直撃世代なのかな。『サヨナラ bye-bye』とか結構好き。以上。

 

 

・とってもうれしいたけ-EP / ヤバイTシャツ屋さん (2018)

 

 

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薄っぺらいは薄っぺらいでも、ヤバTは薄っぺらさを武器にした上で芯も通ってるから好き。

タンクトップの呪縛に 逃れられん運命か

かわいい子大体 サッカー部みたいなやつと付き合っとるな

ヤバイTシャツ屋さん『KOKYAKU満足度1位』

最高のパンチラインだと思うね。前作『鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック』も前編通して葛藤混じりの皮肉地味たリリックが刺さるので是非読んで欲しい。カップリングの『君はクプアス』も、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『リリィ』を聴いた時ぶりに花の名前を調べる羽目になって面白かった。ある意味今一番パンクの精神があるバンドだと勝手に思ってます。アルバム楽しみ。

 

 

・カンタンカンタビレ / 奥田民生 (2018)

 

 

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ヤバTの話をした後に奥田民生の話を始める奴はなかなかいないと思います。民生はもう特筆することも無く、いつも通り民生です。MVを探しても、ひたすら音楽で遊んでる動画ばっか出てきて笑いました。『プールにて』『モグラライク』めっっっちゃ好き。歳をとって歌えなくなるまでずっとこんな調子で楽しそうに音楽をやっていて欲しい。ユニコーン含め。

 

 

・蜃気楼[TNB×mitsume]/ ザ・なつやすみバンド (2018)

 

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なんでこの曲こんなに再生数伸びてないの?すごく悲しいんだけど?

夏にピッタリな名曲。なつやすみバンドとミツメがコラボしたらそりゃいい曲生まれますよね。海辺でビールをちょっと飲みすぎた、そんな時にじんわりと頭の中に響いてきそうな曲。そうそう、こういうの。こういうのが欲しかった。途中の管楽器、何使ってるんだかわからなかったな。ラッパでいいのかな...?

 

 

・カリフラワー / シャムキャッツ (2018)

 

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こちらも夏の名曲。平成最後の夏は、まさに夏にピッタリなアンセムが沢山生まれてたような気がします。シャムキャッツはほんとに言語感覚が独特で。「カリフラワーのように解ける若い約束」なんて言葉、常人じゃ絶対出てこない。今月末のアルバム、非常に楽しみです。

 

 

・DREAM WALK / パソコン音楽クラブ (2018)

 

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僕が信頼している音楽系掲示まとめサイトの管理人が聴いてたので、試しに。Enjoy Music Clubじゃないよ、パソコン音楽クラブね。

いやこれすっげえ濃厚なクラブミュージックですね。すっごくローファイなのになかなか挑戦的なサウンドを試しながらも、歌メロ入りの曲には歌謡ポップ的な側面も垣間見える。懐かしいのに新しい。涼しい顔して情熱的。特に『Inner Blue』はとんでもない名曲でした。クラブミュージック初心者の僕でもワクワクできたの凄いと思う。調べてみたらtofubeatsも褒めちぎってたらしいし、信頼してる管理人、マジで信頼できますね... 全8曲。

 

 

・RUN / tofubeats (2018)

 

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という訳でtofubeatsの新譜。結構最近聴き始めたんだけど、早くも4枚目のアルバムだそうで。クラブミュージックのいい所って、のんびり聴き流すのも色々考えながら聴くのも、どっちもイケる所だと勝手に思ってるんですけど、tofubeatsはまさにそんな感じで最近部屋で流してました。

『ふめつのこころ』『MOONLIGHT』を始めとしたキャッチーで高揚感のある曲も、中盤の尖ったダンストラックもどっちもいい。とにかく懐が深いとこが魅力的かな。なんとなくドライブしてる時に流すにはうってつけ。あとtofubeatsはジャケットのアートワークを始めとした世界観の作り方も凝ってていいですよね。ホームページは見づらいから嫌いだけど。

 

 

・なんて素晴らしき世界 / Tempalay (2018)

 

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そろそろ語彙力が息切れしてきたな?

音楽のジャンルにはどちらかというと疎いんだけど、特にテンパレイは聴く度にどのジャンルなんだか分からなくなる。これもシティポップに入るの?シティポップの定義広すぎない?四次元ポケットかな?流し始めて一発目、これまでの作品以上に導入の音像が怪しすぎて笑った。ゆらゆら帝国をはじめて聴いた時みたいだ。酩酊感がすごい。これもある意味ポップなのか?どうなんだ?

しかし人間とは、よく分からないものに触れた時には妙にワクワクを抱く生き物でありまして。テンパレイを聴く時は毎回謎の昂りを覚えている自分がおります。『どうしよう』と『テレパシー』どっちのリンクを貼るか迷うぐらいには良曲揃いでした。『Last Dance』のラストダンス感は異常だし、『カンガルーも考えている』は僕らの方が考えさせられてるやんけ!とツッコミを入れたくなるような変態ナンバー。つまり言いたいことは、今回も名盤!ということでした。全8曲。

 

 

・じゃぱみゅ / きゃりーぱみゅぱみゅ (2018)

 

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しばらくぱみゅ聴いてなかったけど、こっちもワールドワイドなサウンドになってたのね... 大丈夫かヤスタカ...

中田ヤスタカにとってcapsuleは本職、Perfumeは息抜き、ぱみゅはバカンスみたいな感覚で聴いていた頃が懐かしい。kawaiiカルチャーとしてぱみゅが海外でウケたのは狙いすぎてなかったからだと思うんだけどなあ。海外のご機嫌取りに回ったらすぐにコケそうだぞ。それでも遊び心が垣間見える曲はあるんだけども。『音ノ国』『演歌ナトリウム』あたりは狂おしいほど好きかな。アルバムタイトルで分かるように、カルチャーポップ感を押し出したいのはすごく伝わるんだけど、それだけにちょっと惜しい気がしちゃうアルバムかな。『にんじゃりばんばん』みたいなクール・ジャパンは感じられるけど、『つけまつける』的な遊び心マシマシ感が足りてない、みたいな。

全12曲、とてもまとまってる名盤だとは思うけど、きゃりーぱみゅぱみゅとしてはもうちょい欲しがりたくなるかな。これは感想を綴るにはまだ聴き込みが浅かったかもしれん。もうちょっと咀嚼してみます。

 

 

・−11℃ / BIGMAMA (2018)

 

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ビッグママの新譜!平常運転で上質なクラシックロックを鳴らしてくれているんだけど、これまでと比べると、比較的、なんというか、フラストレーション溜まってんのかな...?っていう要素がチラ見えしてるかな?いつもよりツービート多くない?

ただやっぱその辺のバンドとは経験値が比べ物にならないだけあって、凄まじい展開力にニヤリとする場面が多々。『Strawberry Feels』の間奏とか気持ちよすぎた。王道どストレートなカッコ良さが光る『POPCORN STAR』とか、ほんと引き出しが凄いよね。ここまででも何度か使った表現だけど、懐の深いバンドは強い。『High Heels,High Life』で美しく着地する全12曲はまさに圧巻。実験的な側面が強かった前作『Fabula Fibula』とベスト盤での総決算を経て、更なる飛躍を見せてくれたビッグママにこれからも期待してます。

 

 

・ボーイズ&ガールズ / ASIAN KUNG-FU GENERATION (2018)

 

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最後はアジカン。やっぱね、アジカンが僕にとっての最強なんですわ。

『Wonder Future』を経て『荒野を歩け』『聖者のマーチ』そして『ボーイズ&ガールズ』を世に送り出せるアジカンすごくない?

夕闇が背中から忍び寄って 君を捕まえて
「あの娘がうらやましい」
「アイツが妬ましい」とか こぼして
彼らと馴染めなくても
何かが正しい 僕らに相応しいこと 見つけて
それをギュッと握りしめて
嗚呼 いつか老いぼれてしまっても 捨てずに
新しい 扉を開こうか
We've got nothing

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ボーイズ&ガールズ』

ここの歌詞めっちゃ染みない?今までアジカンを聴きながら歳を取ってきたファンへの励ましでもあるし、これからを生きる若者への激励でもあるし、ASIAN KUNG-FU GENERATION自身の決意表明でもある。そりゃもう泣くしかないよね。これまで何度も何度も後藤正文に対して落胆と賞賛を繰り返してきた僕らは、結局これからも後藤正文に期待し続けていく。なんだかんだゴッチは僕らの世代にとってのヒーローなのだ。民生を見てても思うけど、ゴッチにもカッコイイおっさんとして音楽を続けていって欲しいよね。ゴッチが死んだら流石にめっちゃ泣くんだろうな。

あとさりげなくカップリングがキタケンシリーズから抜け出したの驚いた。そんでもって普通にいい曲だった。キタケンシリーズ、散々やめてくれと思ってたし言ってたけど、いざやめられるとちょっと寂しいね。なんて奴だ。そういうとこだぞ。

 

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12月のアルバムはなんかWeezerの人を呼んだりとかで、正直あんまり純粋なアジカンの新譜って感じがしないんだけど、それでもやっぱ嬉しくなっちゃうんだよなあ。前作『Wonder Future』では中村佑介氏がアートワークを担当してなかったから、今回のジャケット見てるだけでなんかもう泣けてきちゃう。信者じゃん。あとジャケのフォント、こういう感じになるだけで急にシティポップというか山下達郎感が出るのは何故だ。そういう内容なのか?いや絶対違うだろ。とにかくめっっっっちゃ楽しみです。お金残しとかなきゃ...

 

 

 

 

疲れた。結局いくつ紹介したんだろう。きっと読みにくかったと思います、次回までに見出しを付ける技術習得しておきますね。他にもCHAIとかポップしなないでとか書いてない気がするんだけども、今特筆したかったのはこの辺かな。あっ、ニコタッチも触れてないじゃん。あと最近kawaii Bassってジャンルにも興味あるから、その辺もいずれ触れたい。とりあえず今一番楽しみなのはアジカンとネクライトーキーの新譜だな。あとコンテンポラリーな生活のベスト盤もすっごく楽しみ。そしてユニゾンの新譜買えてない。お金無いから誰か貸してくれないかな...と言いたい所だけど僕友達いなかった。音楽はいいぞ。終わり!

 

 

~今日の一曲~

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